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インターナショナルな雰囲気が漂う麻布十番周辺

港区には大使館が多いことでも知られている。現在、日本に置かれている大使館は約140か国で、そのうち約半数が港区内にあるという。

これは江戸時代末期に日本が開国した際、外国公使館が今の港区内に置かれたことがきっかけだ。アメリカ公使館は「麻布山善福寺」、イギリス公使館は「佛日山東禅寺」、フランス公使館は「周光山済海寺」、オランダ公使館は「田中山西応寺」にあり、現在もこれらの寺には各国公使館が置かれていたことを記す石碑が建っている。

松平隠岐守中屋敷跡地にある「イタリア大使館」

明治維新後は大名屋敷跡地を大使館用地として提供することになり、大名屋敷が多かった港区に大使館が集まることになった。「イタリア大使館」は江戸時代に忠臣蔵の舞台になった松平隠岐守の中屋敷があった場所、「オーストラリア大使館」も大和柳本藩と日向佐土原藩の屋敷であった場所だ。

「ドイツ大使館」なも港区内にある

現在も「フランス大使館」や「ドイツ大使館」、「韓国大使館」、「中国大使館」といった各国の大使館が港区内に置かれ、周辺には駐在員も多く暮らしている。このような場所柄、港区には外国人が多く行き交い、国際的な雰囲気が漂う。

インターナショナルスクールが多いことも特徴だ。「アイインターナショナルスクール」は1986(昭和61)年に誕生したインターナショナルスクールとしては長い歴史を持ち、日本人と外国人の子どもがともに学んでいる。

「ウィローブルック インターナショナルスクール」などインターナショナルスクールも多い

「有栖川公園」に隣接する場所にある「ウィローブルック インターナショナルスクール」は1998(平成10)年に設立された比較的新しいインターナショナルスクールで、緑豊かな環境で学べると注目されている。

南麻布には国際バカロレア資格認定のインターナショナルスクール「東京インターナショナルスクール」で構築してきた教育メソッドを日本の子どもに提供している「東京インターナショナルスクールアフタースクール南麻布校」もある。

昭和初期から続く会員制クラブ「東京アメリカンクラブ」

また、麻布台には在日アメリカ人と日本人の会員制クラブ「東京アメリカンクラブ」もある。ここは1928(昭和3)年に結成された長い歴史を持つクラブで、1975(昭和50)年に現在地に移転してきた。この時の建物が老朽化してきたことから、三菱地所により再開発が計画され、2007(平成19)年にいったん高輪に移転。2010(平成22)年に新しい建物が完成し、再移転している。クラブハウス内にはレストランやプール、ボウリング場などの施設があり、夏には会員以外も参加できる盆踊りが開かれている。

日本人と外国人がともに暮らす港区。ここは日本でも有数のインターナショナルな街と言えよう。

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