「御茶ノ水」駅は、JR中央線・総武線と東京メトロ丸ノ内線の駅。神田川を挟んで南側にJR線のホームと改札が、北側の外堀通り沿いに丸ノ内線の出口がある、ユニークな構造の駅で、JR線と丸ノ内線の乗り換えには神田川にかかるお茶の水橋を行き来することになる。JR線も丸ノ内線も「新宿」駅や「東京」駅など都心の一大ターミナル駅に乗り入れており、それぞれ10分ほどでアクセスできる。乗り換えることで東京メトロの駅「大手町」駅やJR線の「秋葉原」駅など、それぞれの路線のターミナル駅にも容易にアクセスできる。
駅舎が2か所に分かれているので、それぞれで様子が異なる。お茶の水橋と聖橋の2本の橋の間にあるJR線の駅舎は、人工地盤の上に整備したバリアフリー仕様。聖橋側に広場を設けて、駅がまちづくりの中心地になることをイメージしている。古くからあるお茶の水橋側の出口は、「明治大学」の本部キャンパスをはじめ学術機関が集積するエリアへの入口。学生が往来するほか、「東京」駅方面へ向かう路線バスも停車する。
丸ノ内線の出口周辺も同様に、「東京医科歯科大学」や「順天堂大学」など医療系の学術機関が多いエリア。これらの学校は、もとは江戸時代に聖橋のたもとに置かれた近代教育発祥の地「昌平坂学問所」から始まったもの。同じ敷地内にある「湯島聖堂」とともに千代田区の観光スポットとして知られ、日々多くの人が訪れる。
御茶ノ水駅
所在地:東京都千代田区神田駿河台 ほか
電話番号:03-3811-7012(東京メトロ)
https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=384(JR)
https://www.tokyometro.jp/station/ochanomizu/(東京メトロ)