「桃巌寺」は、織田信長の父・信秀を弔うため、信長の弟である信行が建立した曹洞宗の寺院である。寺号は、信秀の法名「桃巌道見大禅定門」からとられたものだ。恵心僧都作とされる聖観世音菩薩像を本尊としている。
信秀が所有していたと伝えられる弁天画像や、竹生島から勧請した十五童子像などを守護神として祀っており、なかでも年に2回だけ御開帳される「ねむり弁天」は有名。また本堂にある木魚は、樹齢100年のクスノキで作られたもので、直径1mと日本一の大きを誇る。
「名古屋大仏」は、桃巌寺の境内に鎮座する、座高10m、台座も含めると15mにもなる青銅製の大仏。全身は鮮やかな緑、目・唇・耳などには金箔が施され、よく見る蓮の台座ではなく、10頭の象で本尊を支えているのが特徴だ。境内には信秀、信行、柴田勝家の墓もある。
桃巌寺・名古屋大仏
所在地:愛知県名古屋市千種区四谷通2-16
電話番号:052-781-1427
開門時間:9:00~18:00(冬季 ~17:00)
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