「奥澤神社」は、発祥を室町時代までさかのぼる古き由来を持った神社。この辺りを治めていた世田谷城の主、吉良氏の家臣が奥沢城を築くにあたり、守護神として八幡神を勧請したのが始まりという。鳥居に絡みついた藁縄は、江戸時代に疫病が流行した際、名主の夢枕に八幡神が現れて「藁の大蛇を村人が巡行させよ」と告げ、従うと疫病が治まったことから鳥居に掲げたという藁蛇。9月の例大祭で行われる、全長10m、重さ150kgの藁製大蛇を担いで街を歩く「厄除の大蛇お練り」は、東京都の無形民俗文化財に指定されている。
奥澤神社
所在地:東京都世田谷区奥沢5-22-1
電話番号:03-3718-2757
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/setagaya..