「桜上水」駅は、京王線の急行・区間急行停車駅。急行を利用すれば東京都心の「新宿」駅は10分ほどで到着する距離にある。京王線は都営地下鉄新宿線区間へ乗り入れているので、都心のビジネス街の駅である「市ヶ谷」駅や「神保町」駅、「小川町」駅などに乗り換えなしで行くことができる。京王線は一部区間で線路の立体交差化を進めており、現在は地上にある「桜上水」駅は対象区間に入るため、将来は高架駅になる。
かつて検車区があった駅北口側は世田谷区と杉並区の区境。駅と線路を挟んで南北にのびる「桜上水商店街」が、北口側は杉並区を通る甲州街道まで、南側は駅前を中心にして放射状に広がっている。北口前にはスーパーマーケットが、南口側には自家焙煎珈琲店やバルなど個性派店舗があり、古き良き商店街の趣を見せる。「日本大学文理学部キャンパス」の最寄駅でもあることから、学生街としての表情も見せる。
駅名の「桜上水」は、駅北口側を流れていた玉川上水のほとりが桜並木であったことから付けられたもの。現在は暗渠化され、上に緑道が整備されている。緑道には今も桜の木が植えられ、春になると「桜上水」の頃を思い出させるような美しい光景を見せる。駅からの帰り道に、休日の昼下がりに、お買い物をしてお散歩する時間を楽しめる。
桜上水駅
所在地:東京都世田谷区桜上水5-29-52
https://www.keio.co.jp/train/station/ko0..