歴史と自然を訪ね、カフェで憩う
門前仲町エリア周辺には歴史を感じられるスポットが点在している。隅田川や「清澄庭園」など水や緑に親しめる場所も多い。おしゃれなカフェも点在しており、散策の楽しみも豊富だ。
四季折々の風景を楽しめる「清澄庭園」
門前仲町エリアから清澄通りを北へ約400m歩けば、「清澄庭園」が広がる。ここは江戸時代には下総国下屋敷として使われており、その時に庭園の原型が作られたという。明治維新後、三菱グループの基礎を築いた岩崎弥太郎が庭園を整備。関東大震災でここに多くの人が避難し、命を救われたことをきっかけに敷地の一部が公園として開放されるようになった。
今も池の周囲に築山を設けた回遊式林泉庭園が残り、四季の風景を楽しめる。池に面して大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移築した「大正記念館」、明治時代に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てた「涼亭」が立ち、いずれも現在は集会施設として利用されている。
江戸時代の街並みが再現された「深川江戸資料館」
「清澄庭園」近くには江戸時代に関する資料を集めた「深川江戸資料館」がある。ここには江戸時代末期の深川の街並みが実物大で再現され、タイムスリップのような体験ができると人気だ。
落語や浄瑠璃など伝統芸能公開、正月飾りや端午の節句など季節の展示も行われており、折に触れて訪れるのも楽しい。
川面の散策が心地よい「隅田川テラス」
隅田川沿いには「隅田川テラス」が整備されている。江東区内でも新大橋から永代橋を経て「越中島公園」まで続き、水辺の散策を楽しめる。「隅田川テラス」沿いには松尾芭蕉にまつわる展示が充実する「江東区芭蕉記念館」や明治政府が建造した「明治丸」などが展示されている「明治丸海洋ミュージアム」など見どころも多い。
おしゃれなカフェで一休み
門前仲町エリア周辺はおしゃれなカフェが集まる街としても知られる。散策の休憩にぴったりのカフェも多い。「ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ」は、アメリカ生まれのコーヒーショップチェーン「ブルーボトルコーヒー」の海外進出1号店。日本の喫茶文化にインスパイアを受けてブルーボトルコーヒーが誕生しただけに、現在も特別な空間だ。
休日には気ままに散策を楽しみ、疲れたらカフェで一休み。そんなひと時も門前仲町エリアの暮らしの魅力だろう。
門前仲町エリアで散策を愉しむ
所在地:東京都江東区