神奈川県有数のターミナルに発展
「武蔵小杉」駅は東急東横線と国鉄(現・JR)南武線が交わり、古くから多くの乗り換え客でにぎわった。近年は、2000(平成12)年には東急目黒線が乗り入れ、2010(平成22)年にはJR横須賀線とJR湘南新宿ラインの停車駅となるなどターミナル機能が充実。2019(令和元)年には相鉄・JR直通線の運行も始まり、現在は6路線が乗り入れるビッグターミナルに成長した。
東京都内の地下鉄3路線に直通
東急東横線は特急を含めすべての電車が「武蔵小杉」駅に停車する。東急東横線には東京メトロ副都心線への直通電車もあり、「渋谷」駅のほか「新宿三丁目」駅や「池袋」駅にもダイレクトアクセス可能だ。
東急目黒線も急行を含めすべての電車が「武蔵小杉」駅に停車する。東急目黒線は一部の電車を除き東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線へ直通しており、「目黒」駅のほか「永田町」駅や「大手町」駅にも乗り換えなしで移動できる。
2023(令和5)年には東急新横浜線が開通、東急東横線や東急目黒線と直通運転が始まった。これにより、「武蔵小杉」駅から「新横浜」駅にもダイレクトアクセス可能になるほか、相鉄新横浜線経由で相鉄本線、相鉄いずみ野線方面へも乗り換えが不要となる。
「東京」駅や「新宿」駅など東京都内主要ターミナルにダイレクトアクセス
横須賀線「武蔵小杉」駅にはJR横須賀線とJR湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線が発着する。JR横須賀線を利用すれば「東京」駅や「品川」駅、JR湘南新宿ラインと相鉄・JR直通線利用で「渋谷」駅、「新宿」駅、「池袋」駅にダイレクトアクセスでき、東京都心へのアクセスもよい。横須賀線「武蔵小杉」駅には「成田空港」行きの特急成田エクスプレス号や伊豆方面への特急踊り子号、特急サフィール踊り子号も停車し、レジャーにも便利だ。
JR南武線は「川崎」駅と「立川」駅を結ぶ路線で川崎市中心部や東京都多摩地域へもスムーズにアクセスできる。JR横須賀線「武蔵小杉」駅では、2022(令和4)年12月に新下りホームが供用開始されたのに続き、新規改札口増設工事が進められており、完成すればさらなる混雑緩和が期待される。
「羽田空港」への直通バスも発着
「武蔵小杉」駅には北口、東口、横須賀線口の3か所にバスターミナルがある。これらのバスターミナルからは東急田園都市線「鷺沼」駅や横浜市営地下鉄グリーンライン「東山田」駅など電車では乗り換えが必要なエリアに向かうバスが発着。「羽田空港」や「東京ディズニーリゾート」への直通バスもあり、目的地によってはバスの利用も便利だ。
再開発で日本有数のタワーマンション街に
工場が多かった武蔵小杉エリアでは産業構造の変化に伴い、工場の移転が相次いだ。武蔵小杉エリアは交通アクセスの利便性が向上したこともあり、工場跡地などの再開発が盛んに行われる。これにより、日本有数のタワーマンション街に成長したほか、大規模ショッピング施設も増え、ショッピングタウンとしてもにぎわう。
現在も「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」が進められているほか、「武蔵小杉」駅北口駅前の「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」も検討されており、さらなる発展も期待される。
交通アクセスの利便性に恵まれ、将来性も豊かな武蔵小杉エリア。ここではアクティブな暮らしを満喫できるだろう。
多くの路線が集まるターミナルとなり、再開発で近代的なまちなみに生まれ変わった武蔵小杉エリア
所在地:神奈川県川崎市中原区