「大阪市立東洋陶磁美術館」とは、戦後の十大総合商社に数えられる安宅(あたか)産業が蒐集した「安宅コレクション」の中国陶磁、韓国陶磁約1,000点を、住友グループ21社から寄贈されたことを記念して1982(昭和57)年に設立した美術館のこと。現在、収蔵品は5,600点を超え、国宝2点と重要文化財13点を含む安宅コレクションのほか、韓国陶磁の「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」、ペルシアを中心とした西アジア製の土器・陶器・青銅器・ガラスを集めた「高田早苗コレクション」など、東洋陶磁のコレクションとして世界第一級の質と量を誇る。2024(令和6)年4月、約2年にわたる改修休館を経てリニューアルオープン。高さ約7メートルのガラスに囲まれたエントランスホール、全面ガラス張りの開放感あふれるカフェスペースが新設された。
大阪市立東洋陶磁美術館
所在地:大阪府大阪市北区中之島1-1-26
電話番号:06-6223-0055
開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)、展示替え期間
https://www.moco.or.jp/