神戸の街には明治時代から多くの外国人が住み、商業地を形成していた。現在でも「神戸旧居留地」と呼ばれる一帯には、当時の建物が残っている。「神戸旧居留地 高砂ビル」は、戦後間もない頃から帽子の製造・関連素材の輸出入を手掛けていた「髙砂製帽商行(現「高砂商行」)」の営業倉庫兼事務所ビルで、1949(昭和24)年に建設された。現在は、帽子専門店のほか、セレクトショップやバーなど、いくつかのショップが入っている。1999(平成11)年からは2階フリースペースを無料ギャラリー「高砂小径」として提供。音楽サロンやレンタルスタジオもあり、作品発表の場としても親しまれている。また、邦画のロケ地となったことでも知られており、撮影現場を再現した部屋が現在一般公開されている。
神戸旧居留地 高砂ビル
所在地:兵庫県神戸市中央区江戸町100
電話番号:078-331-1725
https://www.100ban.jp/