「神戸トアロード」とは、北野にある異人館通りから旧居留地地区を南北に結ぶ坂道のこと。かつては職場のある居留地と住居のある北野を結ぶ外国人の重要な生活道路として栄えていた。それまで三宮筋通と呼ばれていたこの通り、北野に英・独・米・仏の共同出資で作られた「トアホテル」(1908〜1950年)が開業した頃から、少しずつ「トアロード」と呼ばれるようになったという。1868(慶応3)年の「神戸港」開港から、いまでは西洋やアジアの様々な国の人々と日本人がさまざまな店を展開し、エキゾチックなムードがあるショッピングロードとして成長。現在でも、幅広い年齢層が楽しめる、賑わいがありながらも落ち着いた雰囲気の繁華街になっている。ベーカリーや雑貨屋など、神戸らしい異国情緒を楽しめる場所のひとつでもある。
神戸トアロード
所在地:兵庫県神戸市中央区北長狭通 ほか
https://torroad.jp/