「泉岳寺」駅は、江戸時代に起きた「赤穂事件」、文楽と歌舞伎の名作にもなった事件の主役達である赤穂浪士の墓所「泉岳寺」の最寄駅。都営地下鉄浅草線と京浜急行電鉄本線(京急本線)の2社2路線が乗り入れている。京急本線はこの駅が始発・終着駅。京急本線は羽田空港へ直通する路線であり、「泉岳寺」駅から羽田空港までは直通列車で30分ほど。浅草線は成田空港方面へ向かう京成線が乗り入れているため、成田空港にも1時間ほどでアクセスできる。
駅舎とホームは首都圏の幹線道路、第一京浜道路の地下にある。道路を挟んで4か所に出口が設けられ、泉岳寺に最も近い出口は泉岳寺交差点の角に出るA2出口。出口周辺はオフィスと住宅、泉岳寺に関連する施設が混在し、駅は終日、通勤する人と地元の人、観光に訪れる人が出入りする。
泉岳寺は歴代の徳川将軍が篤く信奉した古刹。文楽・歌舞伎の名作『仮名手本忠臣蔵』の舞台になった寺院では、毎春秋に赤穂義士を祀る「赤穂義士祭」が開催される。寺院と第一京浜道路を挟んで反対側は、JR山手線で最も新しい駅「高輪ゲートウェイ」駅。「泉岳寺」駅からも徒歩圏内にある。2駅の間を中心に泉岳寺界隈は今後さらに開発が進められて利便性が高まることが期待されている。
泉岳寺駅
所在地:東京都港区高輪2-16-34
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/stations/sengakuji.html(都営地下鉄)
https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/A07.html(京急)