暮らしの利便性に恵まれ、閑静な佇まいも併せ持つ街
品川区には再開発でオフィスビルが立ち並ぶ街もあるが、閑静な住環境や昔ながらの商店街が残る一面もある。品川区の中央からやや西側に位置する戸越中延エリアもその一つだ。戸越中延エリアには東急池上線、都営地下鉄浅草線、東急大井町線と多くの路線が通り、交通アクセスの利便性も高い。これら路線の各駅周辺には商店街が広がり、買い物の楽しみも多い。
関東有数の長さを持つ「戸越銀座商店街」
「戸越銀座」駅周辺に広がる「戸越銀座商店街」は全長約1.3kmと関東有数の長さを誇る商店街だ。「戸越銀座商店街」には現在も約400店舗が並び、買い物客でにぎわっている。
「戸越銀座商店街」は「とごしぎんざブランド事業」や「戸越銀座コロッケプロモーション事業」など先進的な取り組みを行っていることでも知られる。「戸越銀座コロッケ」の登場をきっかけに、「戸越銀座商店街」は下町グルメを楽しめる「食べ歩きの街」としても人気が高まった。
「戸越公園」駅前に再開発ビルが誕生
「戸越公園」駅南口では、「戸越公園駅周辺まちづくりビジョン」のもと戸越五丁目19番地区の再開発事業が進められており、地域の新たな憩いの場となる「広場」と「商業施設」と「住宅」を複合した地上23階の「ザ・パークハウス 戸越公園タワー」が2024(令和6)年2月に完成した。これから駅前のシンボルとして、街の魅力をさらに高めてくれるだろう。
※画像は建設時のものです。
また、「戸越公園」駅北地区でも再開発準備組合が設立されており、再開発の検討が進む。
補助第26号線開通でより便利に
「戸越公園」駅周辺で新たな道路、補助第26号線も開通した。この道路は品川区東大井一丁目から板橋区氷川町間約22kmを結ぶ。2021(令和3)年に下神明交差点から大崎高校前交差点の間の約670mが開通し、「戸越公園」駅付近から「品川区役所」方面へのアクセスが便利になった。
補助第26号線では2022(令和4)年にも世田谷区三宿二丁目から池尻四丁目の間が開通したほか、その北側区間の工事も進行中だ。全線完成すれば、「戸越公園」駅付近から豊島区、板橋区方面への移動もスムーズになるだろう。
「戸越公園」駅は高架に
さらに「戸越公園」駅付近では東急大井町線の高架化が進められている。完成すれば「戸越公園」駅は高架上に移転し、バリアフリー設備が整った使いやすい駅になる。「戸越公園」駅周辺の踏切6か所が解消されるほか、「戸越公園」駅の駅前広場なども整備されることになっており、周辺エリアの利便性も向上する。
商店街など古き良き文化を受け継ぎつつ、都市インフラの整備で暮らしやすい街に進化しつつある戸越中延エリア。ここでは新旧が融合したバランスのよい暮らしを満喫できそうだ。
再開発や交通インフラ整備で発展を遂げる戸越中延エリア
所在地:東京都品川区