買い物が便利で、水辺の潤いに恵まれた街
品川区の北部、「五反田」駅周辺に広がる五反田エリアはJR山手線のほか、東急池上線、都営地下鉄浅草線も乗り入れるターミナルという交通アクセスの利便性が大きな魅力だ。JR山手線「五反田」駅には「アトレ五反田」、東急池上線「五反田」駅には「五反田東急スクエア」とそれぞれ駅ビルが併設されるなどショッピング施設も充実しており、買い物の楽しみも多い。五反田エリアの南には目黒川が流れ、自然の潤いも身近に感じられる街だ。
スタートアップ企業の拠点
近年の五反田エリアにはIT企業やスタートアップ企業が集まり、「五反田バレー」と呼ばれるようになった。2018(平成30)年にはこうしたIT企業やスタートアップ企業により、ITを活用して社会問題の解決を目指す「一般社団法人五反田バレー」が設立された。「一般社団法人五反田バレー」ではITを活用した商店街での販促をサポートするなど、地域の発展にも貢献している。
春の桜だけでなく、四季の風景が美しい目黒川
五反田エリア付近の目黒川沿いは桜並木になっており、お花見スポットとして知られる。冬にはイルミネーションも点灯され、幻想的な風景が訪れる人々を楽しませる。初夏の若葉、秋の紅葉も美しく、四季の風景を楽しみながらの散策も五反田エリアの楽しみだ。
再開発が進む旧「ゆうぽうと」跡地
五反田エリアはさらなる発展も遂げようとしている。五反田エリアの西、東急池上線「大崎広小路」駅前にあった旧「ゆうぽうと」跡地では再開発が進められている。新しいビルは地上20階、地下3階の規模で、ホテル、ショッピング施設、オフィスなどを併せ持つ複合ビルとなる。ホテルは星野リゾートが運営する予定で、旧「ゆうぽうと」の機能を受け継ぐホールも入るという。2023(令和5)年12月予定の完成後は、五反田エリアの新たな文化、ショッピングの拠点になりそうだ。
建て替えが計画されている「TOCビル」
五反田エリアの南側に立つ「TOCビル」はショッピング施設やコンベンション施設を持つ複合ビルで1970(昭和45)年の開館当時は日本最大の容積率を誇っていた。しかし、完成から50年が経過し、老朽化が進んできたため、建て替えされることになった。新しいビルは地上30階、地下3階となり、ショッピング施設、コンベンション施設のほか、ベンチャー企業の受け皿となるオフィスも設ける計画となっている。
IT企業やスタートアップ企業が集まり、若々しい雰囲気が漂う中で、目黒川の潤いにも恵まれた五反田エリア。旧「ゆうぽうと」や「TOCビル」の建て替えでさらに発展を遂げそうだ。
※この記事は2023年6月に執筆しました。
旧「ゆうぽうと」再開発や「TOCビル」建て替えでさらなる発展を遂げる五反田エリア
所在地:東京都品川区