「新在家」駅は阪神本線の各駅停車駅。路線開通と同時の1905(明治38)年開業と歴史は古く、当初は東明(とうみょう)駅という名前がつけられていた。現在の駅名に改称したのは1930(昭和5)年になってから。関西圏の大ターミナル駅「大阪梅田」駅と神戸市中心部の「元町」駅を結ぶ阪神の主要路線だけに利用者は多く、「元町」駅まで約10分、「大阪梅田」駅までは2駅隣の「御影」駅で特急に乗り換えると約30分で到着する。
2階にホームがある高架駅で、改札口は1階の梅田寄りに1か所。関西では阪神線が初めて導入したという傘のシェアリングサービス「アイカサ」も設置している。駅から北へ200mほど進んだところに路線バスの停留所があり、六甲山方面や西宮・三宮方面のバスが発着。
駅から神戸港にかけての一帯は、日本酒の酒どころとして古くから知られた「灘」の地に広がる閑静な住宅街。スーパーマーケットや飲食店など生活の利便性を高める施設が駅周辺にも点在している。駅に近い「こうべ甲南 武庫の郷」は、灘の良質な酒粕を用いて漬け込んだ奈良漬「甲南漬」を作る酒販会社の資料館。「新在家」駅周辺で醸す酒と漬物の歴史を知ることができる。
新在家駅
所在地:兵庫県神戸市灘区新在家北町1
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