戦前にあった同名の駅を受け継いで、2代目「新在家」駅として運用されている、阪神電気鉄道本線(阪神本線)の各駅停車駅「新在家」駅。阪神本線は関西圏の大ターミナル駅「大阪梅田」駅と神戸市の中心地にある「元町」駅を結ぶ路線であり、「新在家」駅も「大阪梅田」駅と「元町」駅へ直通する。「大阪梅田」駅までは40分ほど。「元町」駅は10分で到着する。通勤に便利な位置にあるため利用者は多い。
現在の高架駅になるまでは、駅舎は駅前の商業施設「ダイエー 新在家店」の辺りにあった。この跡地側からも反対側からも、友田本通りに面した共通の改札口を通って駅へ入る。跡地のある側の反対側、北方面には路線バス停留所があり、路線バスを利用して六甲山方面や西宮・三宮方面へアクセスする。
駅から神戸港にかけての一帯は、日本酒の酒どころとして古くから知られた「灘」の地に広がる閑静な住宅街。スーパーマーケットや飲食店など生活の利便性を高める施設が駅周辺にも点在している。駅に近い「こうべ甲南 武庫の郷」は、灘の良質な酒粕を用いて漬け込んだ奈良漬「甲南漬」を作る酒販会社の資料館。「新在家」駅周辺で醸す酒と漬物の歴史を知ることができる。
新在家駅
所在地:兵庫県神戸市灘区新在家北町1
https://www.hanshin.co.jp/station/shinza..