「横浜」駅は、1日の平均乗降客数が200万人を超える世界屈指のターミナル駅。乗り入れ路線社数は日本最多を誇り、その数6社11路線。JR線は京浜東北線・根岸線をはじめ東海道線に横須賀線、湘南新宿ラインに横浜戦と、1社だけで5路線が乗り入れる。他は、東急電鉄東横線、京浜急行電鉄本線(京急本線)、相模鉄道本線(相鉄本線)に横浜市営地下鉄ブルーラインと、横浜市内の主要地と神奈川県内を結ぶ路線の多くがこの「横浜」駅に到着する。「新横浜」駅を経由して新幹線に乗り継げば、全国各地への移動もスムーズ。
中でもJR京浜東北線・根岸線は、神奈川県南部の横須賀市と埼玉県の県庁所在地・さいたま市の間、1都2県を2時間かけて結ぶ長距離路線。「横浜」駅はこの路線の中間地点にあたり、埼玉県側の始発駅「大宮」駅にも、「久里浜」駅にもおおむね1時間程度で到着する。この長距離路線を中心にして多くの路線が巨大な駅舎に乗り入れる。JR線の改札とコンコース、ホームは、駅の東西をつなぐ中央通路の両側にある改札から入る3~10番線。大きな駅なので駅ナカも駅ビルも「エキュートエディション横浜」に「CIAL(シァル)横浜」「ルミネ横浜」と3か所に分かれている。
駅から地下街「横浜ジョイナス」と直結する「横浜高島屋」をはじめ、駅周辺は大型商業施設が集積する市内屈指の商業エリア。バスターミナルは西口にも東口にも整備されており、横浜市内外から路線バスが乗り入れるほか、羽田・成田空港行のリムジンバス、本州の各地へ向かう長距離バスも発着し、駅と駅周辺が日本全国の商業と交通の結節点として機能している。
京浜東北・根岸線「横浜」駅
所在地:神奈川県横浜市西区高島2丁目