再開発で緑あふれる街に
阪神「尼崎」駅周辺に広がる阪神尼崎エリアは尼崎市のほぼ中央に位置し、「尼崎城」が築かれるなど古くからの尼崎の中心地であった。現在も阪神本線と阪神なんば線が分岐するターミナルの阪神「尼崎」駅に隣接する地の利と充実したショッピング施設に恵まれ、尼崎市の拠点として賑わう。
近年は阪神「尼崎」駅北東で再開発「尼崎ルネッサンス」が行われ、「尼崎中央公園」から川を挟んで「尼崎市総合文化センター」まで続く空中庭園が整備され、さらに魅力ある街に進化した。
復元で優美な姿がよみがえった「尼崎城」
江戸時代初期に徳川幕府の命令により、構築された「尼崎城」と城下町。明治6年(1873年)の廃城令後に取り壊されたが、市民の寄付により再建、2019(令和元)年にオープンした。これから、尼崎市のシンボルや観光スポットとして、街の活性化につながることが期待されている。
「大阪梅田」駅、「大阪難波」駅に直結
阪神尼崎エリアの最寄りとなる阪神「尼崎」駅は阪神本線と阪神なんば線が交わる阪神電鉄有数の拠点だ。阪神本線、阪神なんば線ともにすべての電車が停車し、利用できる電車の本数が多い。
阪神本線に乗れば、「大阪梅田」駅や「神戸三宮」駅にダイレクトアクセス可能。阪神なんば線なら「大阪難波」駅にも乗り換え不要で移動できる。阪神本線は山陽電鉄本線に、阪神なんば線は近鉄奈良線に直通しており、「山陽姫路」駅や「近鉄奈良」駅などにもダイレクトアクセスとなる。
阪神タイガースをこよなく愛する商店街
阪神尼崎エリアは買い物も便利だ。阪神「尼崎」駅はショッピング施設「アマスタ アマセン」に直結しており、多彩な買い物を楽しめる。
阪神「尼崎」駅から「出屋敷」駅間には下町風情溢れる「尼崎中央商店街」、「三和本通商店街」、「出屋敷商店街」が広がる。これら商店街ではプロ野球「阪神タイガース」を熱烈に応援しており、日本一早く優勝マジックが出されることでも知られる。「阪神タイガース」のファーム施設も2025(令和7)年に「尼崎」駅の東隣となる「大物」駅前の「小田南公園」に移転することになった。
多彩なホールが集まる「尼崎市総合文化センター」
阪神尼崎エリアにある「尼崎市総合文化センター」は尼崎市の文化の拠点だ。「あましんアルカイックホール」はオーケストラ、オペラ、バレエ、舞踊など、さまざまな催物に対応する。「あましんアルカイックホール・オクト」は可動式の客席、舞台を持ち、多彩な公演に利用される。「アルカイックホール・ミニ」でも小規模なコンサート、講演会などが行われている。
阪神電鉄有数の拠点、阪神「尼崎」駅に隣接し、歴史や文化の薫りも濃い阪神尼崎エリア。ここは尼崎市の魅力が凝縮された街と言えそうだ。