全天候型のアーケードが特徴の「阿佐谷パールセンター」をはじめ、駅周辺のショッピング事情、飲食環境が充実している「阿佐ヶ谷エリア」、環八沿いにあり、丸ノ内線の始発、JR中央線・総武線が通る都心へのアクセス利便性に優れた「荻窪エリア」。人気の中央線沿線ライフを満喫する、ファミリーのためのおすすめ平日・休日スポットをご紹介。
阿佐ヶ谷の高架下エリアに注目の新鮮素材スーパーマーケット、荻窪エリアは駅直結のショッピング施設がおすすめ
Una casita（おなかすいた）ビーンズ阿佐ヶ谷店
「阿佐ケ谷」駅改札を出て1分、おしゃれなショップが集まる高架下に2017（平成29）年オープンした「Una casita（おなかすいた）」は、スペイン語で「小さな家」をあらわし、「オナカスイタ」と発音することから名づけられた。鮮度と旬を意識した青果と、日本全国から集められた国産にこだわった調味料を取り揃えている。青果は産地で供給が過剰になっているもの、一般的なスーパーマーケットが取り扱わない規格外のものを積極的に取り扱うなど、SDGsにも配慮している。
ルミネ荻窪
「ルミネ荻窪」は、JR・東京メトロ「荻窪」駅の上にあるショッピングセンター。女性向けのファッションや雑貨、コスメやボディケア用品を主に扱っており、ルミネのプロデュースショップも入っている。また、食品やレストランやカフェも充実しており、お寿司や天ぷら、イタリアンなど、様々な飲食店が入っている。
こんなところがおすすめ
「Una casita（おなかすいた）ビーンズ阿佐ヶ谷店」は、なんといっても「阿佐ケ谷」駅からのアクセスの良さ。「西友 阿佐ヶ谷店」も同じくらい近いが、その品ぞろえは他とは異なることが特徴。グループ会社の八百屋「千権（せんごん）」が市場での仲卸を行っていることで産直が実現できている。また、生産過剰になったものや、規格外のものを取り扱うため、価格もリーズナブル。毎日の食に関わることなので、重要なポイントだ。
「ルミネ荻窪」は、5Fにレストランフロアがあり、寿司、とんかつ、洋食、イタリアンから韓国料理までバラエティに富んだ飲食店がある。また、6Fには23区内でも最大規模の「よみうりカルチャー荻窪」があり、語学、美術、書道、茶道、生け花、おしゃれ、音楽、ダンス、スポーツ、ジュニアなど、お子様からご高齢の方まで、幅広い層が受講する約750講座が催されている。
休日の夕方、家族で阿佐ヶ谷の高架下散策はいかが？SDGsスーパーマーケット、子育て支援施設も充実
alːku阿佐ヶ谷（アルーク阿佐ヶ谷）
もともとは「阿佐ヶ谷アニメストリート」として高架下スペースを活用していたモール的な設備を、2020（令和2）年4月に、「alːku阿佐ヶ谷（アルーク阿佐ヶ谷）」としてオープン。フード系は、「カレーとチャイの店 紅屋」、「牛たんとろろ麦めし ねぎし」のデリキッチン、「ハチカフェ 阿佐ヶ谷店」などが入り、英会話レッスン教室、冷凍食品自販機、子ども向け体操教室など、子育て施設やサービスが充実している。
阿佐谷パールセンター
「阿佐谷パールセンター」は、JR中央線・総武線「阿佐ケ谷」駅南口から青梅街道へと続く約700mのアーケード商店街。200軒を超える店舗が軒を連ねており、近くに「杉並区役所」「杉並警察署」といった大型公共施設や「杉並郵便局」などの生活利便施設があるため、つねに商店街には活気が満ちている。
こんなところがおすすめ
「alːku阿佐ヶ谷（アルーク阿佐ヶ谷）」は、子育て世帯なら嬉しい施設がそろっている。各種教室のほか、2023（令和5）年4月から開校した、“最先端な究極の英才教育”を方針として掲げる「ヒーロー幼稚園」のほか、子どもが安心して放課後を過ごせるアフタースクール「ウィズダムアカデミー 杉並阿佐ヶ谷校」がある。大きなダイニングテーブルや大きなソファなど、リビング学習の習慣化を根ざした保育環境を用意していることが特徴だ。
「阿佐谷パールセンター」は、中央線を代表するような大規模なイベントが定期的に開催される。特に有名なものは、8月に行われる「阿佐谷七夕まつり」。頭上を見上げると、映画やアニメ、その年話題になった人物や出来事など、流行とアイデアの詰まった“はりぼて”が商店街を飾る姿は圧巻のひとこと。家族で阿佐ヶ谷の夏の風物詩を眺めながら食べ歩きするにも最適だ。
JR中央線・総武線沿線でも飲食店が特に多いエリア。家族の「お気に入りのお店」探しはいかが？
トマト
荻窪の南側に広がる閑静な住宅街に佇む欧風カレー＆シチュー専門店「トマト」は、カウンター3席、テーブル席12席のこぢんまりした店。カレーに使用するスパイスは36種類にものぼり、それらを香味野菜や、フォンドボーなどをたっぷり使ったソースとブレンドして1週間以上じっくりと煮込み、薬膳にも似た滋味深い味わいに仕上げている。
荻窪すずらん通り商店街
JR・東京メトロ「荻窪」駅西口から環状8号線へ向かい、善福寺川へ辿り着く斜めの道は、煉瓦敷きの道が美しい「荻窪すずらん通り商店街」。荻窪にいくつかある商店街の中でも、雑貨店や創作料理店など、現代風のおしゃれな店が多い商店街と言われる。個性的な店が並んでいるのも特徴。
こんなところがおすすめ
荻窪・阿佐ヶ谷エリアはJR中央線・総武線の沿線のなかでも人気のエリア。日々、様々なジャンルの飲食店がオープンしている。阿佐ヶ谷は高架下以外にも、「一番街エリア」と呼ばれる南口の高円寺方面への線路沿いにはこぢんまりとした個人経営のお店が連なり、駅前広場を過ぎたあたりから広がる「かわばた通り」「いちょう小路」にもたくさんの飲食店が点在している。家族で楽しむなら、北口エリアがおすすめ。バス乗り場を越え、北口アーケード街に向かうビルにもパスタ、ラーメン、天丼など様々なお店が並ぶ。
荻窪エリアも駅周辺の飲食店選びに迷うほど。特に「日の出街商店会」には、大型のレストランやスパなどもあり休日のおでかけスポット、ランチ、ディナースポットとしても店選びに困ることはないだろう。
リニューアルした図書館は子育て世帯にうれしいポイントがたくさん！読書を楽しむ荻窪・阿佐ヶ谷ライフ
杉並区立中央図書館
阿佐ヶ谷と荻窪の間に広がる閑静な住宅街にある「杉並区立中央図書館」では、書籍のほか、CD・カセットテープ・レコードの貸し出しも行っており、映画会やお話し会などのイベントも多数開催している。また区内にある協定大学図書館の直接利用が可能で、杉並区民は館内閲覧だけでなく借りることも可能だ。学術的な書籍・資料にも気軽に触れられるので、ぜひ利用してみたい。
また、杉並区の阿佐ヶ谷のあたりは、かつて数多くの著名な文士が集った「阿佐ヶ谷会」があったことから「阿佐ヶ谷文士村」と称されるエリアであり、井伏鱒二・太宰治・伊藤整など文士村メンバーの作品のほか、彼らが残した資料を収集・保存しているのも特徴的だ。
読書の森公園
「杉並区立中央図書館」の隣には、「読書の森公園」がある。もとは区民の厚意で寄贈された土地であり、自然に触れながら読書ができる、図書館と一体化した公園として整備された。園内にはログハウス調の東屋（あずまや）や池、小川などがあり、図書館で借りた本を園内でくつろぎながら読むことができる。園内にある「アンネのバラ」は、『アンネの日記』の著書であるアンネ・フランクの父、オットー・フランク氏が、読書感想文集を送った区立高井戸中学校の生徒へ贈ったバラ。生徒たちが今も大切に育てている。
こんなところがおすすめ
「杉並区立中央図書館」は、2020（令和2）年9月にリニューアルオープンを行った。2階には中高生を対象としたYA（ヤングアダルト）ルーム、親子で楽しめる場所を増やしてほしいという意見から、2階に「こどもの本」のフロアができた。児童書のほかに育児書もそろっており、親子で声を出して絵本や紙芝居を楽しめる「おはなしのへや」もあり、子育て世帯にはうれしいポイント。また、1階にはカフェがあり、屋外の本の広場へ出て、緑の中で読書を楽しむことができる。また、オンラインの予約にも対応しているため、仕事や子どものお迎え帰りに立ち寄ったり、時間外で閉館している場合はブックポストへも返却可能。
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