再開発や高架化で生まれ変わる街
近年の赤羽エリアでは再開発や高架化など大規模インフラ整備が進められ、利便性は大幅に向上している。現在も「赤羽」駅東口の再開発や赤羽台周辺地区で大規模プロジェクトが進行中で、これらが完成すれば、さらなる利便性向上が期待される。
「赤羽」駅西口の再開発で「パルロード赤羽」が誕生
赤羽エリアの再開発は「赤羽」駅の西口側から始まった。「赤羽」駅西口の再開発は1979(昭和54)年から第1期工事が始まり、1986(昭和61)年に「パルロードⅠ」として完成。「赤羽アピレ」が誕生した。
1982(昭和57)年には第2期工事も始まり、1996(平成8)年に「パルロードⅡ」、「パルロードⅢ」が完成している。「パルロードⅡ」には「ショッピングセンターBivio」や「赤羽文化センター」、「パルロードⅢ」には「イトーヨーカドー赤羽店」とショッピング施設や公共施設がオープンしている。
高架化で乗り換えが便利に。「開かずの踏切」も解消
「赤羽」駅周辺ではJR宇都宮・高崎線の線路が地上を通って「開かずの踏切」が存在しており、「赤羽」駅の構造が複雑で乗り換えが不便であるなど多くの問題を抱えていた。これらの問題を解消するため1990(平成2)年から「赤羽」駅周辺の高架化工事が始まり、1998(平成10)年にすべての線路が高架になった。
これにより乗り換えが便利になったほか、「開かずの踏切」も解消されている。また、ホーム下の空間を利用して2011(平成23)年にエキナカショッピング施設「エキュート赤羽」がオープンした。
再開発で生まれ変わりつつある「赤羽」駅東口
現在、「赤羽」駅東口では再開発が進められている。「赤羽」駅東口の再開発は3つの地区に分けて計画されており、最も東側、東大通り沿いの第一地区では都市計画決定が終了。今後は再開発組合設立に向けて準備を進めるという。第一地区では地上26階地下1階の再開発ビルを整備し、ショッピング施設やマンションが入る予定だ。
第一地区と「赤羽」駅の間に広がる第二地区、第三地区でも再開発準備組合が設立され、再開発計画の検討が行われている。
暮らしやすく、移動しやすい街づくりが進む赤羽台周辺地区
「赤羽」駅西口では「赤羽台団地」の建て替えに合わせて新たな街づくりが進行中だ。この一環として、旧「北区立赤羽台東小学校」跡地と「赤羽台団地」の跡地を利用し、マンションやカフェ、コワーキングスペース、クリニックなどを整備する計画も始動した。併せて「赤羽」駅西口と台地上の高低差をスムーズに移動できるエレベーターやエスカレーターを備えた通り抜け通路も整備される予定で、周辺住民の利便性向上も期待される。
ビッグプロジェクトで魅力を増してきた赤羽エリアは今後の発展も確実視される有望の街と言えよう。
多くのビッグプロジェクトで便利で快適な街へ進化を続ける赤羽エリア
所在地:東京都北区