渋谷区の北部に位置し、江戸時代には大名・旗本の屋敷地があったとされる代々木エリア。戦国時代の書状には「代々木村」という表記があり、村では代々サイカチの木を生産していたことが地名の由来とされる。現在では、都心への優れたアクセスと明治神宮や代々木公園といった豊かな自然環境から人気のエリアとなっている。
オシャレな商業施設から情緒あふれる商店街まで
アコルデ代々木上原
小田急線と東京メトロ千代田線が乗り入れる「代々木上原」駅高架下の商業施設。1993（平成5）年、「駅とつながる・街とつながる・通りとつながる」をコンセプトに開業して以来、エリアに暮らす人々や働く人々の生活を支え続けてきた。2023（令和5）年、開業から30周年を迎え大規模リニューアルを実施。新規飲食店が出店するなどこれまで以上に魅力的な施設へと生まれ変わった。このエリアに暮らす際には生活の一部として利用することになるだろう。
参宮橋商店街
小田急線「参宮橋」駅を出てすぐの場所からつながる商店街。設立は1951（昭和26）年、クリニックやスーパーマーケット、クリーニングにドラッグストアなど日常に密着した店舗がそろっているので、このエリアでの生活には欠かせない存在だ。現在では、近隣に「明治神宮」や「代々木公園」があることから、飲食店の名店が集まる商店街としても定評がある。春にはお弁当やハンドフードを購入して、「オリンピックセンター」や「東京乗馬倶楽部」で花見を楽しむのもいいだろう。
こんなところがおすすめ
「新宿」駅や「渋谷」駅といった大型商業施設を備える賑やかな街が電車で数駅の場所にある一方で、「南新宿」駅や「参宮橋」駅といった代々木エリアは大変落ち着いた雰囲気です。しかし、日常生活を送るのに必要十分なショッピング環境がそろっています。「代々木上原」駅高架下の商業施設「アコルデ代々木上原」は、カフェやベーカリーといった飲食店から、ドラッグストア、100円均一ショップまで幅広いテナントが軒を連ねています。毎日駅を利用する人にとっては心強い施設ですね。
「参宮橋」駅を出てすぐの場所に広がる「参宮橋商店街」は、日々の生活を支える食料品店から多彩なグルメが楽しめる飲食店、健康を守るクリニックなど多彩な店舗が軒を連ねています。「秋祭り」や「西参道SANDO地域フェス」などのイベントも催されており活気に満ちています。子ども連れでも安心して利用できる温かみのある商店街ですね。
小さい子どもが楽しめるレジャースポットも多い
代々木ポニー公園
小田急線「参宮橋」駅から徒歩2分。大都会渋谷の中心で、ポニーとふれあうことのできる貴重な公園。満1歳から3歳以下の子どもとその保護者が利用できる「親子乗馬」や子ども一人で乗馬できる「引き馬乗馬」、ポニーにブラッシングができる「ふれあいタイム」、おうちから持ってきたニンジンを、ポニーに食べさせられる「ニンジンタイム」など色々な楽しみ方が用意されている。明治神宮の緑と新宿副都心のビルを眺めながら親子でゆったりと過ごせる憩いのスポットだ。
はるのおがわプレーパーク
渋谷区内初のプレーパーク「渋谷はるのおがわプレーパーク」、通称「はるプレ」の開園は、2004（平成16）年。「自然の中で自由に子どもを遊ばせたい」「社会の中で子育てをしたい」「渋谷にもプレーパークがほしい」という思いが結実し、パーク内南側に渋谷区で最初のプレーパークが開設した。プレーリーダーのもとで、倉庫内の備品を使って既存の遊具に頼らない遊びをしたり、木登りを楽しめる。園名の由来は、かつてこの一帯に動揺「春の小川」の舞台となった川が流れていたことによる。
こんなところがおすすめ
小田急線「参宮橋」駅からわずか徒歩2分の場所にあるのが、「代々木ポニー公園」。愛らしいポニーにエサをあげたり、乗馬体験ができる人気のスポットです。動物との触れ合いは、精神的にリラックス効果が得られると言われています。子どもを持つ世代にとっては積極的に利用したいですね。
小田急線「代々木八幡」駅から徒歩5分の場所にある「はるのおがわプレーパーク」も家族で楽しめる公園です。豊かな自然を舞台に、子ども達の「やってみたい」を「やってみた」にできる場所。水や火、ノコギリなどの素材を使い自由に遊ぶ中で、『自分で考えて自分で決める』精神を育むことができます。もちろん、施設には大人がついていてくれて施設の整備や安全点検も行なってくれているので安心です。
美味しいパン屋さんが身近にある幸せ
パン屋 塩見
小田急小田原線「南新宿」駅から徒歩5分の場所にあるベーカリー。蔦の絡む外観に、ナチュラルな雰囲気の店内は思わず足を踏み入れたくなる。薪窯で焼くカンパーニュと食パンが名物である。カンパーニュは1ホール、2分の1、4分の1と必要な量を購入できる。パンが主役のスープやトースト、カンパーニュのスライスなどイートインメニューも用意されているのでちょっとした喫茶やランチに利用するのもいいだろう。
BAKERY & BURGER JB’S TOKYO
ジャンクフードではない、上質なファストフードバーガーを食べたいなら「BAKERY & BURGER JB’S TOKYO」を選択してほしい。アメリカン・ソウルフードであるハンバーガーは日本ではおにぎりのような存在。そんな思いを胸に秘め、完全な手作りにこだわっている。北海道産小麦粉とバターを使った100%自家製のバンズ、粗挽きにしたUS赤身と和牛脂をブレンドした100％牛肉のスマッシュパティ、自家製のソース類、自家製豆乳マヨネーズ、自家製ピクルス、自家製ケチャップと全てが手作り。店内には9席のイートインスペースも用意されている。
こんなところがおすすめ
薪窯で焼き上げるこだわりのパンをいただける「パン屋 塩見」は、代々木エリアらしいオシャレな雰囲気のベーカリーです。少し酸味があるカンパーニュや食パンは、そのまま食べてもサンドウィッチにしても絶品。忙しい朝の食卓では定番となりそう。スープやトーストなどを提供するイートインスペースが用意されているのも嬉しいポイント。親子で散歩がてらにふらりと立ち寄りたくなる素敵なお店ですね。
日本におけるファストフードの代表と言っても過言ではないハンバーガー。無性に食べたくなる時ってありますよね。チェーン店もいいけれど、本格的なハンバーガーを食べたい時には「BAKERY & BURGER JB’S TOKYO」がおすすめ。バンズをはじめ、豆乳マヨネーズ、ピクルス、ケチャップなどハンバーガーに使う食材は全て自家製というから驚きです。お店でしか絶対に食べられない味と言い換えることもできます。
自然豊かな公園に頼りになる子育て支援施設で暮らしも安心
代々木公園
1967（昭和42）年に開園した大型都市公園の「代々木公園」。約54ヘクタールの広大な敷地には1万本を超える樹木が生い茂り、森林公園として多くの人たちの憩いの場として親しまれてきた。1991（平成3）年には高さ15ｍ～30mの大小3基の噴水と、水回廊をもつ水景施設が完成。水と緑に恵まれた公園として生まれ変わった。イベント広場や野外ステージでは、フリーマーケットやコンサートなどの催しを随時開催。また、陸上競技場、サッカー場といったスポーツ施設も完備しており、市民のスポーツ活動の拠点としても親しまれている。園内のサイクリングコースを楽しめるよう自転車の貸し出しも行っているので、緑豊かな公園の中を走り抜ければ気分爽快になるはずだ。
かぞくのアトリエ
JR「代々木」駅から徒歩7分、小田急線「南新宿駅」から徒歩2分の場所にある、渋谷区が運営する子育て支援施設。子どもが友達と遊んだり、子育て相談をしたりと、小さな子どもを持つファミリーが気軽に集える場所である。施設は地下1階、地上2階に分かれている。地下1階はちいさな体育館タイプの「プレイルーム」で時間によって利用できる年齢や遊具が変わる。１階は親同士や子ども同士で気軽に交流、休憩できるサロンスペース。２階は親子でゆったりと遊べる「おやこルーム」と、講座などで利用される「アトリエ」となっている。
こんなところがおすすめ
「代々木公園」は、大都会のど真ん中にある森林公園です。広々とした中央広場や日本で最初に作られたというバードサンクチュアリ、ケヤキ並木など親子でのんびりと過ごせます。広大な敷地には様々な草花が植えられていて、四季の変化を感じながら散歩するのも気持ちいいでしょう。毎週のように色々なイベントを開催しているので親子で参加できるイベントはこまめにチェックしたいですね。
都会では人口密度の高い一方で近所付き合いなどは希薄になりがち。ママ友パパ友が欲しい、子育ての悩みをちょっと相談したい。そんな望みをかなえられる施設が「かぞくのアトリエ」です。こどもたちの感性や創造力を育むアートスクールや、プレイルームでの自由な遊び、親同士や子ども同士が交流できる「おやこサロン」など色々なプログラムが用意されています。小田急線「南新宿」駅から徒歩2分と通いやすさも魅力ですね。
代々木ライフを満喫するファミリーの過ごし方
所在地：東京都新宿区
買う
味わう
楽しむ
暮らす
