芦屋エリアは、大阪にも神戸にもアクセスが良く、治安もいいことから、日本でも有数の高級住宅街。そこに住まう人々の上質な暮らしを支えるスーパーマーケットやカフェ、ベーカリー、スイーツ店などは、芦屋に本店を構える店も多数あり、食文化の発信地という側面も。 セレクトショップも多く、自分だけのお気に入りの店をみつけたくなる魅力的な街だ。
芦屋に住む人々の暮らしを支える、駅前の「大丸 芦屋店」と「いかり 芦屋店」
大丸 芦屋店
「大丸 芦屋店」は、JR「芦屋」駅の駅前という好ロケーションに立地。地下1階には食料品・コーヒーショップやギフトサロン、1階には婦人洋品・化粧品や和洋菓子、2階は婦人服・婦人雑貨、カフェレストランなどの売り場を展開している。 2020(令和2)年春には「この街の毎日がここにある、芦屋マルシェの提案」をコンセプトに全館リニューアル。芦屋の街に相応しい上質な空間と品揃えで、地域密着型のコンパクト百貨店となった。
いかり 芦屋店
阪急神戸線「芦屋川」駅から徒歩で約15分。おしゃれなお店が立ち並ぶ宮川けやき通りに程近い「いかり 芦屋店」。以前の芦屋店の面影は残しつつ、2021(令和3)年12月にリニューアルオープンし、より芦屋に住む人が信頼を寄せるスーパーマーケットに進化している。特に、パワーアップしたのが、デリやワイン、チーズコーナー。買い回りしやすい売場が人気で、豊富な品揃えはまるで「食の百貨店」といわれるほど。根強いファンも多く、2世代、3世代で同店を利用しているという家族が多いのも納得だ。
こんなところがおすすめ
「いかり 芦屋店」はほかのスーパーでは手に入らないような食材も多く、肉類・魚類・果物などの品質も信頼に値する。紙袋に保冷剤を入れるなど、丁寧に袋詰めしてくれるのもありがたい。また、カフェコーナーも「ikari café」としてリニューアル。ハンドドリップのコーヒーとikariのスイーツが味わえ、お買物の途中で、ほっと一息つくのにちょうどいいお店だ。
現在建築中の南欧風ショッピング施設と、近代建築の巨匠であるフランク・ロイド・ライトの建築作品
現在建築中の「利便性と居心地の良さの追求」をテーマとし、地域に密着した「OTTO Minami AshiyaHama」は食品スーパーマーケット「マルハチ」を核とした複合商業施設。その他、飲食店、専門店、クリニックなどが入る予定で、新たなにぎわいが期待されている。
ヨドコウ迎賓館
阪急神戸線「芦屋川」駅から芦屋川に沿って北に歩いたところにある「ヨドコウ迎賓館」。20世紀最高の建築家のひとりと言われるフランク・ロイド・ライトによって設計されたこの邸宅は、ライトが日本で設計した住宅建築ではもっとも完全な形で現存していると評価されている。その価値の高さから国の重要文化財に指定され、1989(平成元)年から「ヨドコウ迎賓館」として一般公開されるようになった。 もともとは、灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の当主個人宅として1924(大正13)年に竣工。1947(昭和22)年から淀川製鋼所が所有し、独身寮などとして使われていた。芦屋の緑に囲まれた小高い丘の上に建っており、バルコニーからの眺めも絶景。見どころのひとつとなっている。
こんなところがおすすめ
「OTTO Minami AshiyaHama(オット南芦屋浜)」は店舗以外にも地域住民が利用できるフリースペースが用意されているそうで、2025(令和7)年5月頃に開業予定で南芦屋浜エリアの新しいお出かけスポットになりそうですね。
芦屋市のランドマーク「ヨドコウ迎賓館」は、20世紀を代表する建築家・フランク・ロイド・ライトによって設計された邸宅です。彼が日本で設計した住宅の中で、もっとも完全な形で保存されていると評価も高く、国の重要文化財にも指定されています。車寄せの大谷石の彫込みデザインなど、バラエティ豊かな数々の造形美をじっくりご覧ください。
南芦屋浜の住宅街にたたずむケーキ屋さんに、フランスパンの神様・ビゴさんのサンドイッチ専門店
Patisserie Le Hiro(パティスリー ル ヒロ)
芦屋エリアの海が見えるロケーションに建つ、ヨットのロゴマークを付けた一軒家のケーキショップ「Patisserie Le Hiro」。名店出身のオーナーパティシエが作る、季節のフルーツをたっぷり使ったケーキは、看板商品のアップルパイをはじめ午前中に売り切れるものもあるほど人気が高い。力を入れているデコレーションケーキは、3層のスポンジにそのときの旬を迎えたフルーツと生クリームを挟み、季節感あふれるひと品に仕上げる。甘さを抑えたケーキは、子どもからお年寄りまで幅広い年代に好まれる味に仕上がっている。
オー・ボン・サンドウィッチビゴ
本物のフランスパンを日本に広めた功績と卓越した技能で、厚生労働省から外国人初の「現代の名工」として表彰された“フランスパンの神様”フィリップ・ビゴ。「オー・ボン・サンドウィッチビゴ」は、彼が創業したブーランジェリー「ビゴの店」直営のサンドイッチ専門店だ。フランスパン、カンパーニュ、クロワッサン、チャパタなど、パンの種類も、中に挟むフィリングの種類も豊富で、そのどれもがボリューミー。店内のオープンキッチンで作った商品がショーケースに並ぶため、イートインスペースを利用すれば、できたてを味わうことができる。
こんなところがおすすめ
海や緑に囲まれた素晴らしいロケーションにある一軒家のケーキショップ「Patisserie Le Hiro」。上品な甘さのケーキはファンも多く、季節のフルーツをたっぷり使ったケーキやくるみのタルトなど、午前中に売り切れてしまう人気商品も。小さなイートインスペースではドリンクとともにケーキをいただくこともできます。
「オー・ボン・サンドウィッチビゴ」は、本物のフランスパンを日本に広めた功績で外国人として初めて「現代の名工」に選ばれたフィリップ・ビゴさんのサンドイッチ専門店。何を食べてもおいしいのですが、具材がたっぷりのカスクートやクラブハウスサンドは絶品です。一度食べたら「ここで食べた味が忘れられない」とリピーターなる人の気持ちが分かります。
芦屋市民の心と体を癒す源泉かけ流し天然温泉に、阪神間の文化の拠点である芦屋ルナ・ホール
芦屋市立あしや温泉
「芦屋市立あしや温泉」は、芦屋市民の健康増進のためにつくられた日帰り温泉施設。泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、加水・加温なし、45度の源泉かけ流し。気軽に温泉を利用できて市民の憩いの場となっており、屋外には無料で利用できる足湯や、温泉水を持ち帰れる源泉スタンドが設置されている。場所は、阪神本線「打出」駅と「芦屋」駅の中間地点を南へ進んだところ。
芦屋市民センター
市民会館(本館・ホール)と公民館・公民館図書館・老人福祉会館(別館)からなる複合施設「芦屋市民センター」。700名まで収容可能な大ホールと収容150名の小ホールからなる「ルネサンス クラシックス芦屋ルナ・ホール」は、1970(昭和45)年の竣工以来、市民の生活文化の向上と教育の振興に資する施設として、音楽・演劇・各種大会など、様々なイベントや公演が行われ、芦屋市民から愛されている。2階にはカフェレストランが入居。 別館1階の老人福祉会館は、60歳以上を対象にした福祉の増進と生活の向上を図るための施設。娯楽室や無料の電位治療器などが備えられ、市民の憩いと交流の場としての機能を果たしている。