江戸時代、旗本の屋敷が並んでいたあった名残から、今も購入住宅街として愛されている番長エリア。かつての文豪も多く暮らしていたことから文教地区としても知られている。一方、甲州街道方面から江戸を訪れる人々をチェックする関所があった四谷エリアは、現在も都内を行き来する交通アクセスに優れている。歴史的遺産や寺院を数多く残し、緑豊な情緒ある街並みは、子育て世代にも人気が高い。
ビジネスシーンからプライベートまで、幅広く使えるショッピング環境がそろっているエリア
コモレ Mall（コモレ四谷）
JR「四谷」駅の目の前に2020（令和2）年8月にオープンした大規模複合施設「CO・MO・RE四谷」。「木漏れ日」と「COMMON=つながり」を合わせた造語「CO・MO・RE」という名称には、『人とつながり、街とつながり、いつでも 憩いと賑わいで溢れる施設に成長させたい』という思いが込められている。その一角を担う商業ゾーン「CO・MO・RE Mall」にはスーパーマーケットをはじめとする生活に密着した店舗や飲食店が軒を連ねている。洗練された美しい施設は日常を華やかに演出してくれる。
東京ガーデンテラス紀尾井町
2016（平成28）年夏、東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅前のホテル跡地に開業した、大型複合商業施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」。3.04ヘクタールの敷地には、弁慶濠や「清水谷公園」など江戸時代の武家屋敷街だった頃からの自然と、東京都指定文化財「旧李王家東京邸（現在の「赤坂プリンス クラシックハウス）」が残り、「みどりと歴史に抱かれた国際色豊かな複合市街地」を実現している。
こんなところがおすすめ
「CO・MO・RE Mall」は生活の基盤となるショッピングモールです。生鮮食品や作りたてのお惣菜、焼きたてパンが購入できるスーパーマーケットをはじめ、日用雑貨が豊富にそろうドラッグストア、市民の強い味方100 円均一ショップをはじめ、クリニックやクリーニングなど約40店舗のテナントが入っています。駅近なので、仕事帰りにも立ち寄りやすいのもポイントです。約 3,300 平方メートルの「コモレビの広場」は駅前でありながら豊かな緑に囲まれていて気持ちの良い広場。過ごしやすい日には、お弁当を持ってピクニックするのも楽しそうです。
「グランドプリンスホテル赤坂」の跡地に2016（平成28）年7月オープンした「東京ガーデンテラス紀尾井町」。1階から4階が商業施設、5階から28階までがオフィス、 30階から36階までがホテルで構成されています。商業施設にはドラッグストアやスーパーマーケットもありますが、多彩なグルメが楽しめるのも特徴です。和食・洋食・中華・アジアンエスニック・焼肉にカフェ＆スイーツがそろっています。家族そろって外食をする際にはお世話になることが多くなりそうですね。
親子で遊べる「東京おもちゃ美術館」は知育にもぴったり！日頃の運動不足はパワースポット「皇居」で解消！
東京おもちゃ美術館
赤ちゃんからお年寄りまでの多世代が、おもちゃを通じて豊かな出会いと多様な出番を有することを目的に、1984（昭和59）年10月10日の開館した「東京おもちゃ美術館」。 「あそぶ」＝実際にふれて遊ぶ体験を重視する 「つくる」＝工作に力を入れ、手仕事を大切にする文化を育む 「であう」＝遊びと人との出会いを演出する ３つの柱でおもちゃ文化の振興に力を入れている。1階〜3階までの施設内には赤ちゃん「木育ひろば」、「おもちゃのもり」、「おもちゃのまち」とコンセプトの異なるエリアに分かれている。入館チケットはネットで購入することができる。
皇居ランニングコース
都内屈指のランニングスポットとして人気を集めている「皇居ランニングコース」。皇居を取り巻くお濠の水辺や緑の草木と景観に恵まれ、複数の路線の駅から近く、信号でさえぎられない。そんなランニング向けの好条件が揃っているコースだ。多くの人がスタート地点とする桜田門からの周回距離は約5km、高低差26m。コース周辺には、ロッカーやシャワーなどランナーをサポートする施設が点在しているのもコースに選ばれる理由のひとつ。マナーをしっかり守って皇居ランを楽しもう。
こんなところがおすすめ
小さな子どもがいる家庭なら「東京おもちゃ美術館」はぜひ押さえておきたい施設です。北海道産の広葉樹の木玉が2万個入った「木の砂場」や長野・木曽のヒノキでできた「どんぐり池」など楽しいおもちゃがそろう「おもちゃのもり」や、農場・お店・食卓と３つのエリアで食べ物の流れを体験できる「おもちゃのまち」など親子で遊べます。入館チケットは日にち指定と半年パスポートが用意されていますが、近隣エリアに住んでいて、利用回数が増えそうであれば半年パスポートの方が断然お得です。
フィットネスジムに登録する必要もなく、リーズナブルにカラダを動かしたいなら「皇居ランニングコース」がおすすめ。日頃の運動不足を解消したり、健康の維持増進のために積極的に利用したいですね。 右手には東京のコンクリートジャングル、左手には「大手門」や「江戸城の石垣」など歴史的スポットを巡りながらランニングやウォーキングを楽しめるのもポイントです。街中をランニングすることとの決定的な違いは、信号待ちが一切ないこと。1週5キロメートルのコースをノンストップで走れます。
駅直結のグルメスポットに世界レベルのパティシエが営むパティスリー！家庭の食卓は賑やか笑顔が溢れる
アトレ四谷
JR中央線・総武線「四ツ谷」駅上に建つショッピングセンター「アトレ四谷」。1階は「Dining Garden」と題して、高級チョコレートの「ゴディバ」、フランスの老舗ベーカリー「ポール」、世界の食品を揃えるスーパー「成城石井」など、フード関係の店が集まっている。 2階は「Living Garden」と題し、ヘアサロン、ネイルサロン、化粧雑貨などの店が揃う。
パティシエ・シマ
1998（平成10）年、麹町の地にオープンしたフランス菓子店「パティシエ・シマ」は、「クレームアンジュ」、「クレームブリュレ」、キューブ状の生チョコ「東京の石畳」などを創作し、数々のヒット作を編み出してきた島田進氏がシェフを務めるパティスリーだ。ショーウィンドーには、石畳チョコをはじめとするチョコレート菓子に、マカロン、バスク地方の伝統菓子「バスク・オ・マロン」など、ギフトに適したものも多くラインナップされている。
こんなところがおすすめ
「アトレ四谷」はJR中央線・総武線「四ツ谷」駅に直結するショッピングモールです。きらめく街、ときめく暮らしの実現をモットーにエリアに合わせたスタイルの商業施設を展開しています。「アトレ四谷」の1階には、上質な商品をそろえるスーパーマーケットや、ベルギーを代表する高級チョコレート店、フランスの老舗ベーカリーにタイ料理研究科がプロデュースするタイフードデリなど。駅ビルとは思えないような充実のグルメ環境が整っています。
誕生日、こどもの日、クリスマスにひな祭り、入学祝いに卒業祝いと、子どもを持つファミリーにとって記念日は多いですよね。そんな記念日を華やかに演出してくれる存在といえばデコレーションケーキをはじめとする洋菓子です。「パティシエ・シマ」は、本場フランスで腕を磨き、一流のフレンチレストランでシェフパティシエを務め、フランス政府から農事功労章シュバリエを受勲した世界屈指のパティシエ島田進氏の作る芸術的な洋菓子をいただけます。ショコラや焼き菓子も種類豊富なので贈答用に利用しても喜ばれるでしょう。
日本の歴史を語る上で欠かせない遺構を残す公園が点在！春には花見の名所で家族との特別な時間を過ごせる
千鳥ケ淵
「千鳥ヶ淵」は、皇居外苑の北側、旧江戸城の「半蔵門」から「田安門」にいたる局沢川をせき止めて造られたお堀。千鳥が羽根を広げた形に似ていることから、この名が付けられた。 「千鳥ヶ淵」と「千鳥ケ淵戦没者墓苑」の間を通る千鳥ヶ淵緑道では、ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が歩く人の頭上に咲き、まるで桜のトンネルの中を歩いているよう。観桜期には、日本全国から100万人以上が訪れ、ライトアップされた夜の緑道は、昼とはまた表情が異なる夜桜を楽しむことができる。さらに、千鳥ヶ淵緑道内にはボート場も設置されており、お堀でボートを楽しむことができる。
清水谷公園
江戸時代、現在の「清水谷公園」がある付近には、紀州徳川家と井伊家の屋敷があり、両邸の境目が谷であったことと、水が湧出していたことから、清水谷と呼ばれていた。公園の名はそれに由来する。明治時代には当時の参議兼内務卿であった大久保利通が暗殺された現場ともなった。公園を入った正面に、大久保の死を悼んで同僚らと太政大臣・三条実美により建てられた「贈右大臣大久保公哀悼碑」がある。
こんなところがおすすめ
旧近衛連隊の跡地を森林公園として整備した北の丸地区。武道館や科学技術館、国立近代美術館等はあまりに有名ですね。そんな北の丸地区にある「千鳥ケ淵」は、｢千鳥｣の形をしていることから名付けられました。「千鳥ケ淵」や「半蔵濠」の堤塘にはソメイヨシノやヤマザクラ植栽されていて、都内でも有数の桜の名所として知られています。皇居というパワースポットの外苑で望む桜は、なんだかエネルギーをもらえそう。家族そろってのお花見を恒例行事にしたいですね。
東京メトロ「赤坂見附」駅から徒歩3分。約1万平方メートルの敷地を誇る「清水谷公園」ものんびりと過ごせる素敵な公園です。維新元勲三傑の一人の大久保利通を追悼する哀悼碑が建てられていることでも有名。春にはサクラ、秋には紅葉を望める公園で、のんびりと散歩をするだけでも心地よいです。公園を彩る自然と、周辺の高層ビルのコントラストはアンバランスですが癒しを与えてくれます。 予定のない休日、時の流れを忘れて心字池を眺めていたら、日々のストレスも解消されそうです。
番町・四谷ライフを満喫するファミリーの過ごし方
所在地：東京都千代田区
買う
味わう
楽しむ
暮らす
