異国情緒あふれる、海と山に囲まれた町・神戸三宮エリアは、神戸阪急や大丸神戸店といった百貨店やアーケードのある商店街・三宮センター街など、さまざまな商業施設が集まる神戸の中心地。JRや阪急電鉄、阪神電鉄、神戸市営地下鉄、ポートライナーなどの路線が集まり、アクセスもよく、旧居留地や異人館、中華街など観光スポットも充実している。
グッドデザイン賞を受賞した「神戸三宮阪急ビル」と、メインストリート「三宮センター街」など、バラエティ豊かなショッピング環境
神戸三宮阪急ビル
2021（令和3）年4月に開業した「神戸三宮阪急ビル」は、商業施設・オフィス・ホテルからなる駅一体型・複合施設。駅高架下エリアの「EKIZO（エキゾ）神戸三宮」には、食品スーパー阪急オアシスをはじめ、クラフトビールが楽しめるビアホール「BEER＆GRILL コウベビアハウゼ」や神戸発祥の老舗バー「神戸サンボア」、コンビニ、ネイルサロン、旅行代理店、証券会社など、38もの店舗が軒を連ねる。中層階はオフィスや知的交流スペース「アンカー神戸」、高層階は宿泊特化型ホテル「レムプラス神戸三宮」で構成。約60年にわたり神戸三宮のシンボルとして親しまれてきた「旧神戸阪急ビル東館」のデザインを継承していることで知られる。
三宮センター街
「三宮・神戸三宮・三ノ宮」駅から「元町」駅のあたりまで伸びる神戸のメインストリートの一つである「三宮センター街」。高さのある開放的なアーケードがついており、天候を問わず毎日多くの人で賑わっている。また、同じアーケード商店街である「神戸元町商店街」とほぼ連続して立地しているため、約1.5kmもの距離を雨に濡れずに買い物できるのが魅力的。この商店街は手芸用品や著名な洋菓子店、高級ブティックや「ジュンク堂書店」などの専門店が中心となっている。
こんなところがおすすめ
「神戸三宮阪急ビル」の地下2階と地下1階にある「阪急オアシス」には、神戸市営地下鉄「三ノ宮駅」に直接入店できるので、会社帰りの買い物などにも便利。また、「EKIZO（エキゾ）神戸三宮」の飲食街は、テラス席やカウンターで楽しめる気軽なお店がいっぱい。串揚げ、中華、お好み焼き、タイ料理、おでんなど、ごちゃまぜ感のある雰囲気は、2軒、3軒とはしごしたくなります。
「三宮センター街」は、三宮駅から歩いてすぐというアクセスの良さが魅力。最新のトレンドファッションが集まり、センター街1丁目で春と秋の2回開催される「SANNOMIYA COLLECTION」には多くの人が訪れます。ショッピングやグルメだけでなく「屋台プロジェクト」など、アーケード街ならではのイベントも楽しみ♪
アート作品やグッズも手掛けるフェリシモのミュージアムやメリケンパークにある神戸海洋博物館など見どころ満載
felissimo chocolate museum
女性に人気の通販会社・フェリシモの新社屋2階にオープンした「felissimo chocolate museum」。食べる人も、作る人も、贈る人も笑顔にするチョコレートにフォーカスしたミュージアムでは、チョコレートやカカオに関するアートやカルチャーといった情報を発信している。中でも、約12,000個以上の世界中のチョコレートのパッケージ展示スペースは圧巻。時代の変遷やお国柄など、個性豊かなパッケージは見ているだけで幸せな気分になれる。入場は事前予約とチケットの購入が必要。
神戸海洋博物館
「神戸海洋博物館」は、「メリケンパーク」内にあり、帆船の帆と波をイメージした建物のデザインが特徴。神戸開港120年を記念して1987（平成62）年に開館し、2020（令和2）年には「神戸のみなとのあゆみ」をテーマにリニューアルオープン。神戸の街、海・船・港の歴史と未来を、実物や模型、映像、グラフィック、体験型の展示でわかりやすく紹介。屋外では、自律型無人潜水機「マリンバード」やコンテナ船「らいん丸」搭載蒸気タービンエンジンなどが実物展示されている。
こんなところがおすすめ
「felissimo chocolate museum」の書籍エリア横、壁一番に設置されたホワイト、ミルク、ブラックの巨大チョコレートは人気のフォトスポット。チョコのかけらをはがせるようになっているので、好きなポーズでぜひ写真を撮ってみて。「museum holic（ミュージアム ホリック）」というショップでは、有名ショコラティエのオリジナルチョコレートを販売。おしゃれなロゴの入ったオリジナルグッズは、お土産にも喜ばれそうです。
帆船の帆と大海原の波をイメージした白い大きな屋根が印象的な「神戸海洋博物館」。神戸港の開港から今日にいたるまでの役割を知るだけでなく、神戸港を再現した映像を見ながら船を操縦できる操船シミュレーターなど体験型のアトラクションが楽しめます。阪神淡路大震災で崩れたメリケン波止場の一部も「神戸港震災メモリアルパーク」として保存されているので、ぜひ見に行ってみて。
神戸山手の雰囲気あふれる小粋なフレンチ＆食べ歩きが楽しい神戸中華街「南京町」
La Resonance（ラ・レゾナンス）
「神戸トアロード」の路地にフランス国旗をはためかせる、シックなフレンチレストラン「La Resonance（ラ・レゾナンス）」。10席のカウンターとテーブル8席の、小さなお店のテーマは、フランス語の店名の通り「共鳴・響き（La Resonance）」。フランスで修業したオーナーシェフは、来て、食べる人の心に共鳴するように、ひとりひとりの好みを聞いて、地場産の野菜や肉など、良質の食材を用い、見て美しく、その美味しさに共鳴できるようなコースに仕立て上げる。ここでの食事が、きっと、心に響くひとときになるだろう。
南京町
「南京町」とは、横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大中華街の一つに数えられる、神戸中華街の通称。元町通と栄町通に挟まれた東西約200m、南北100mほどのエリアに100あまりの店舗が軒を連ねている。連日地元の買い物客や観光客で賑わい、点心・スイーツ・食材・中国をイメージしたオリエンタルな雑貨などを売る店も路上に多く現れる。「南京町」の中央広場には有名な「あづまや」があり、夜にはライトアップされて多くの観光客で賑わう。最近では中華的なお店だけでなく、落ち着いた雰囲気のカフェやレストランが続々とオープンしており、神戸っ子の隠れた人気スポットとして注目されている。
こんなところがおすすめ
「La Resonance（ラ・レゾナンス）」は、山手エリアにある落ち着いた雰囲気のフレンチレストラン。見た目にもおいしい料理は、旬のこだわり食材を使用し、香や歯ごたえなど、五感で味わう魅力的なものばかり。大切な人との記念日には、一口サイズのマカロンやタルトが並んだ小菓子プレートがおすすめ。メッセージも入れてもらえるので、特別な日に利用してみては？
神戸中華街のある「南京町」には、中華料理店や中華食材、中国雑貨など100店舗以上のお店が集まっています。豚まん専門店「老祥記」や、フカヒレ料理専門店「友好飯店」など、遠方から訪れる人も多い人気店。本場仕込みの点心が味わえる「上海飯店」で、小籠包やにらまんじゅうなどをシェアするのもおすすめです。
震災の教訓を生かした防災公園、そして港町神戸を見守り続ける神戸ポートタワー
みなとのもり公園
阪神高速、ハーバーハイウェイ、ポートライナーなどの高架下から海側の方面にかけて、緑豊かで誰もが気軽に楽しめるスポット、「みなとのもり公園」がある。またの名を「神戸震災復興記念公園」といい、震災の経験と教訓を後世の人々に継承するため、また、神戸の街が復興から発展へと前進する姿を木々の生長とともに見つめていく、ということを基本理念に、復興の記念事業および防災公園として整備。震災からちょうど15年目の2010（平成22）年1月17日にオープンした。
神戸ポートタワー
神戸港のシンボルとして広く知られ、多くの観光客が立ち寄る人気スポットともなっている、「神戸ポートタワー」。タワー内には、売店・レストラン・展望台などの施設がある。360度を見渡せる展望台のほか、日本で初めてライトアップされた建造物ということもあり、夜に実施される7,040個のLEDでのライトアップは必見。世界初のパイプ構造の建造物で、独特の構造・形状が印象的。第15回日本建築学会作品賞、 建築業協会優良建築賞（BCS賞）、 照明学会照明普及会賞などを受賞している。2024（令和6）年4月には大規模リニューアルし、360度にわたり神戸港を一望できる屋上デッキ、360度回転するフロアには神戸グルメが楽しめるカフェ＆バーなどが新設され、神戸を代表する観光スポットとして再び注目を集めている。
こんなところがおすすめ
三宮の海側にある「みなとのもり公園」は、別名「神戸震災復興記念公園」と呼ばれ、防災公園としての役割も併せ持っています。緑豊かな公園で、休みの日には多くの子連れファミリーが訪れます。BMXやスケボーが楽しめるスケートパーク「B3コート」も無料で利用できるのがうれしいですね。また、週末にはバザーやマルシェなどバラエティ豊かなブースが出店するイベントなども開催されています。
神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」は、レストランや展望台がある人気の観光スポット。インパクトのある赤いタワーはその姿から「鉄塔の美女」とも呼ばれています。現在、リニューアル工事のため休業中ですが、2024年春のリニューアルオープンを楽しみにしたいですね。
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